とっても楽しい居酒屋

居酒屋をめぐるのは本当に楽しいものです。美味しい食事のひと時、美味しいお酒のひと時、初めて食べる料理、初めて飲むお酒、お洒落な雰囲気、かわった異空間のような雰囲気、そして楽しい友人とのひと時、盛り上がった飲み会、好きな人と訪れたお洒落な居酒屋、さらには、お店の人となかよくなったり、お店に通うに様になって常連さんになったり、さらにそのお店の常連さんと知り合ったり、たくさんの知人、友人ができたりと、そこには人それぞれのさまざまなドラマが展開されています。

社会人になるための裏のステップといっても良いかもしれません。その人の社会性と知っている居酒屋や、良いお店の知識はとっても関係が深いようにも思えます。とくに、近年、居酒屋はとても数が増えました。そして、いろんなお店の種類の幅が増えました。たとえば、昔は、郷土料理や日本食、定番の居酒屋メニューが多くほとんどでしたが、(やきとり、煮込み、漬物といった品々)70年代以降は、洋食系の居酒屋、イタリア料理や創作料理やらとさまざまな分野の料理が居酒屋のメニューとして持ち込まれることになります。居酒屋メニューのグローバル化が日本国内でも浸透しました。

そんななか、そういった多様化はさらに加速化し、近年ではいかに安くメニューを提供するか、と言う点に大手居酒屋チェーン店は挑むようになります。効率化を最大にして、利益を増やそうとする戦略です。一方で、小規模のお店や、老舗のお店は、サービスの質をアピールするようになりました。それは、大型店舗の戦略とは、対照的なもので、小規模だからこそできるようなポイントに焦点をねらってものです。行き届きた上質なサービスを提供したり、長年通っている常連さんとのコミュニケーションを大切にしてリピーターを獲得することだったり、またはこだわった調理、食材や演出、アピールであったりと、小さな規模ならではのサービスの特徴を展開しています。

このように、居酒屋の世界では日々絶え間なく動いています。それは、お客さんとして訪れるひとを楽しませる世界なので、多くの人を魅了してやみません。雑誌などの普及も相まって、さまざまな居酒屋を調べて巡るという楽しみもでてきました。以前は、ごく一部の人の楽しみとされていた、美食やグルメといわれるものが一般の人たちにも広まったのです。お店の紹介雑誌を見ながら美味しいとされるお店をめぐる、そんな楽しみです。

最近では、インターネットが普及して、携帯電話にもさまざまな情報検索の機能が搭載されるようになりました。わたしたちは、ますます、様々なたくさんの居酒屋の情報にアクセスすることが出来るようになりました。そういった背景になった場合、現在では一つの困難が生じています。それはどんな問題でしょうか。それは、インターネットの普及によってあまりに多くの情報、つまりたくさんの居酒屋の情報にアクセスできるようになってしまったがために、どこのお店に行ったらいいのかわからなくなってしまったのです。高度成長期のころの日本ならは、会社の上司に連れられていったお店にいって、いずれはそこの常連さんになって、という筋道がほとんどでした。それが、飲食店が雑誌やテレビなどで紹介されるようになると、さらにその筋道は増えます。そおれでも、雑誌やテレビ番組には限りがありますので、そのなかから選べばよい程度の情報量と言えるでしょう。しかし、今日の私たちが扱っている、もしくはアクセスが可能な情報は、膨大な量で処理しきれません。ためしに、「美味しい」「居酒屋」のキーワードで検索すると、数重ページ、もしくは数百ページにわたる美味しい居酒屋の情報が溢れています。これでは、どこからアクセスして、どの情報を信頼していいのかわかりません。ひとつひとつに目を通していたら日が暮れてしまいます。

そこで、私たちは、良い居酒屋を知るための新たな嗅覚を開発しなければなりません。それはある意味で原点回帰、つまり基本に帰るということにもつながりますが、ここではそういった、独自の嗅覚をつかった良い居酒屋の探し方、見つけ方、決定の仕方のノウハウをお伝えしたいと思います。